2020/06/27

Deco lace T-bar ring

こんにちは、小西です。
hum online storeにてT-bar ringが発売になりました。

私自身も大好きなT-bar ringは、地金のセレクトやダイヤモンドの入れ方によって全く違う表情になるのが面白いところ。
実は隠れた人気アイテムで、hum HANKYU UMEDAの友田と大谷も愛用しています。
今日はHANKYU UMEDAスタッフの私物コーディネートと共に、T-bar ringの魅力をお伝えします。

まずは、店長の友田のコーディネートから。
エレガントで華がある友田。
適度に肌を見せる女性らしい服装が多く、ゴージャスなイメージが似合います。
そんな友田のT-bar ringは、チェーンがYG、トップがWGでダイヤモンドをあしらった煌びやかなタイプ。
T-bar ring Item Numberla-R257Acom
humeteチェーンとのコーディネートが印象的です。

次は入社して半年になる大谷です。
メンズライクなカジュアルスタイルが多い、マニッシュな雰囲気の大谷。
ジュエリーも、シルバーやホワイトゴールドを中心とした渋さのあるセレクトです。
彼女はWGでダイヤモンド無しのT-bar ringをセレクトしました。
T-bar ring Item Numberla-R257D
和彫りのリングとWGで揃えたクールなコーディネート。
薬指にT-bar ringというのも乙です。

最後に私です。
WGのダイヤモンドありを愛用しています。

T-bar ring Item Numberla-R257A
普段はゴールド色を選ぶことが多いですが、他に持っているリングがどれも主張が強いので、シックな印象になるWGを選びました。

hum online storeに掲載されているのは4種類ですが、実際には8通りのカスタムが可能です。
トップとチェーンを繋ぐジョイントパーツの素材など細かい指定もできるので、そうすると更にカスタムのパターンが増えます。

こちらはチェーン・トップ共にWGで、ジョイントパーツをYGに。ダイヤモンドはバーパーツのみに入れています。
T-bar ring Item Numberla-R257C

個人的なおすすめは、ラウンドパーツのみにダイヤモンドを入れるタイプ(la-R257B)。
ダイヤが入ったラウンドパーツの上にマットなバーパーツが重なる、通なカスタムです。
hum online storeに掲載の無いカスタムについては、店頭までお問い合わせくださいませ。


T-bar ringは、アールデコの様式から着想を得てデザインされました。
直線的なデザインを踏襲しながら空間を印象的に作ることで、アールデコジュエリーの特徴である強いコントラストをモダンに表現しています。

一見着けこなすのが難しいように感じますが、今日ご紹介した各スタッフの着けかたを見ていると、様々なアイテムとのコーディネートを楽しめる事がわかります。
それはアールデコジュエリーのデザインをそのまま引用するのではなく、現代的な新しい解釈を加えているからこそ。
アールデコ様式が生まれた1920年代頃の時代背景には、女性の社会進出や技術面での革新など現代と重なる部分が多く、その辺りも興味深いところです。

100年前のスタイルを継承したとは思えないほど斬新でモダン。
コーディネートに精彩を与えてくれるT-bar ringは、リングが好きだけどマンネリ化しているという方へ特におすすめしたいです。




今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目に掛かれることを心待ちにしております。


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2020/06/19

ファッションと美容のあいだ

こんにちは。小西です。

マスクをつけることが日常的になり、必然とアイメイクへの関心が高まっているようです。
それに伴い強めのアイメイクを提案しているブランドが多いですが、メイクアップアーティストの吉川康雄氏は「マスクをしているから、普段より薄いアイメイクでも目元が強調される」と考察していて、目から鱗でした。
生まれつきの美しさを活かすことに秀でた吉川さんならではの、素敵な視点だなと思いました。


さて、このブログを読んでくださっているのは、humのジュエリーに興味があるという方がほとんどだと思います。
そしてジュエリーに興味を持っている方は、多かれ少なかれファッションや美容にも興味がおありだろうと察します。
一般的に、ジュエリーはファッションアイテムにカテゴライズされることはあっても、美容と同列で語られることはありません。
ですが個人的には、単なるファッションアイテムとしての文脈ではジュエリーを語れないと常々感じています。

以前にも書いたことがありますが、私がジュエリーと並んで好きなのがランジェリーです。
この2つの共通点を考えたとき、タイトルの「ファッションと美容のあいだ」という言葉が思い浮かびました。

まず前提として、ファッションも美容も、自分の個性を魅力的に表現する手段のひとつです。
では、ファッションと美容の違いは何でしょうか。
私としては、美容によって自分自身を高めて、その上にファッションが成り立っているようなイメージです。

髪型やメイクはファッションの一部だとも言えるかもしれませんが、生まれ持った顔つきや体つきを美しく演出する行為は、自分の存在を慈しみ肯定する事と関連するように感じます。

自らの内面に働きかける要素を強く持つのが美容で、美容によって磨かれた内面をわかりやすく表現するのがファッション。
このように捉えたとき、ジュエリーはそのどちらの役割も担っていると私は考えます。
私がジュエリーに感じるのは、濃度の高い思いが宿りやすく、内面に及ぼす影響が大きい、ということ。
ジュエリーには、生活していく上で必要な機能はありません。
だからこそジュエリーを身に着ける行為にはどこか特別感があり、自然と思い入れも強まるのだと思います。
肌に直接触れるものだということも関係しているかもしれません。
結果として、ジュエリーを身に着けると気分が高揚する。自分に自信が持てる。心が豊かになる。
私はジュエリーのこのような部分に美容としての意義を見出しています。

洋服やヘアメイクとのマッチングを楽しんだり、自分らしいコーディネートを見つける。
また、着ける行為そのものを堪能し、内面の充実を図る。
これはジュエリーならではの、ファッションと美容のあいだとしての存在価値ではないでしょうか。

ランジェリーにも同様のことが言えます。
普段は洋服で隠れていて、人から見られることのない領域。
ですが、見えない部分にこだわることは美容のように自分を慈しむことに繋がると思いますし、見えなくても自分が気に入るデザインを身に着けたいという気持ちは、ファッションとしての自己表現にも繋がります。
年齢を重ねるにつれ、気合いの入りすぎた服装やメイクに違和感が出てくることがあります。
ファッションや美容を頑張ることに疲れたら、少し気持ちを休める感覚で、ジュエリーやランジェリーの力を借りてみるのはいかがでしょうか。
一つのジュエリーが、一組のランジェリーが、これまでの価値観を変えてくれるかもしれません。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目にかかれる事を楽しみにしております。


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2020/06/12

基本の型

こんにちは、小西です。

今日は「基本の型」の重要性についてお話ししたいと思います。



さて、皆様の定番と言えるジュエリーのコーディネートは、どのようなコーディネートでしょうか。

私の定番は、humに入社して初めてオーダーしたこの2つのリングを並べて着けるコーディネートです。
一風変わった組み合わせですが、間違いなく私の定番コーディネートです。


ファッションに限らずなんでもそうですが、定番、いわば基本の型ができると、そこからアレンジを広げていくことができます。

例えば自分に合うジャケットとパンツがあれば、合わせる靴や鞄、インナーなどは、少々冒険したデザインでもまとまります。

メイクでも、ベースメイクさえきちんとできていれば、あとは大体どんな色を足しても大丈夫。

ジュエリーも同様、基本の型を持っておくことで、アレンジしやすくなったりその後の選択肢が広がります。

私は普段こんな感じでアレンジを楽しんでいます。

どのアイテムも主張が強いのに不思議とまとまるのは、自分の定番と言えるコーディネートがベースになっているから。


今後更にアイテムを増やすときも、どんなデザインでも受け止めてくれるように思います。

たとえば重厚感あるエタニティでも、
大ぶりのパールでもOK。
基本の型さえあればアレンジの可能性が無限に広がっていくので、ジュエリーを着けることがぐんと楽しくなります。

ですので、ぜひ皆様にもそんなコーディネートを見つけていただきたいのですが、基本の型を決めるにあたってひとつだけアドバイスがあります。

それは、「自分だけの」定番を見つけること。

ブランドネーム、人気、世評、そのような基準で決めないことです。


奇を衒う必要はないですが、特に日本人は、世間で良しとされているもの=良いものに違いない、と捉えがちなので、もっと自分自身の感覚や個性を大事に選べばいいのにな、と思うことが少なくありません。

有名なブランドだから、人気の商品だから、誰々が良いと言ってたから。
このような基準だけで自分の軸となる定番を決めてしまうのは、非常にもったいないと思います。


私の定番であるeyeのリングとエスニックパヴェのリングも、「定番」と聞いてイメージする姿とはかけ離れていると思いますが、このコーディネートは本当にしっくりきていて、5年近く飽きずに続けています。
心からカッコイイと思えて、なおかつ他の誰とも違うからこそ、自分のスタイルとして定番化したのだと思います。


とは言え、どんなコーディネートが自分に合うのかわからない、どうやって選べばいいかわからない、という人も多いと思うので、そんなときは是非ご相談いただけたら嬉しいです。
今後の基本型となっていく、あなただけの定番コーディネートを必ずご提案いたします!

「どうやって提案してくれるんですか?」という質問が聞こえてきそうですが、それはまた別の機会に・・・。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目にかかれる事を楽しみにしております。


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2020/06/06

6月の各店企画

こんにちは、小西です。

4月に予定していた各店の企画を、6月も継続して開催中です。
過去にアップした関連記事をまとめましたので、改めてご覧になってみてください。

2020/06/03

居場所を作る


こんにちは、小西です。



humは、営業時間・営業形態に制限を設けた形ではありますが、全店舗の営業を再開いたしました。

また、hum IWATAYAは、531日をもって閉店させていただきました。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。





さて、私は20192月に梅田阪急店から岩田屋店へ異動となり、この5月末から再び梅田阪急店へ戻ってまいりました。
福岡は私にとって縁もゆかりもない土地でしたが、幸運なことに仕事を通じて何人か友達ができて、何かと助けてもらったり、とても良くしてもらいました。
はじめは右も左もわからない状態で不安だったのが、日が経つにつれ周りの人たちに自分の居場所を作ってもらえていると感じるようになり、とても心強かったです。




梅田阪急店に戻ってきた初日。
わざわざ私に会いに来てくださった顧客様がいました。
インスタとブログの内容を事細かに覚えていてくださり、「自分の周りから新しい情報が入ってくることが少なくなってきたし、小西さんが発信している情報がどれも新鮮で自分の好みにも合っていたから嬉しい」と、そんな風に仰ってくださいました。
あとは、「実際に会って話していると冗談みたいな事ばかり言ってるように見えるけど、実は色々考えて接客してたのね」とも。。。

これらの経験は、私が仕事を通して目指す姿をより一層明確にさせてくれました。

私は誰かの居場所を作れる人でありたい。

そう気付くことができました。


長く販売に携わっていると、有り難いことに「小西さんに担当してもらいたい」と言ってくださるお客様が増えてきました。
そんなお客様の為に私ができること、私がしてきたことというのは、居場所を作ることなんじゃないか。

もちろん皆様それぞれ、家庭や職場、友達とのコミュニティ、色んな居場所を持っています。
けれども、そのどれとも違う新たな居場所を私が作って提供することで、その人が心地良い時間を過ごしたり、満足度の高い体験をすることに繋がるんじゃないか。
そんな風に考えるようになりました。

私の人生に大きな影響を与えてくれた、美容ライターの長田杏奈さんと、ランジェリーショップil felino.のジェネラルマネージャー北菜月さん。
二人が発信している生き方や考え方は、自分自身の存在を世間の固定観念に押し込めようとしていた私を解放してくれました。
彼女たちのおかげで私は、自分がこうありたいという姿=自分の新しい居場所を見つけることができたのです。


福岡での経験に限らず、個人的に居場所がある有り難さを実感することがここ最近多くあり、もっと言うと居場所が無いと感じることさえありました。
だからこそ、私がブログやインスタで発信したり店頭でお話しする内容から、共感してもらったり、気付きを得てもらったり、単純に楽しいなと思ってもらったり、、、そんな形で誰かにとっての居場所を作ることができればいいなと思っています。


そして、そうやって誰かのために作る居場所こそが、私自身の居場所でもあるのかもしれません。

この一年ちょっとの間で私に起こった出来事は、今後について考える良いきっかけになりました。
まだ掴めそうで掴めない部分があるので、もう少し突き詰めて考えて、何か答えが出たら、またここで皆様にお話ししようと思います。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お目にかかれる事を楽しみにしています。


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Maira Gall