2020/04/26

stay homeの過ごし方

こんにちは、小西です。

気付けばstay home生活も随分長くなってまいりました。
皆さま如何お過ごしでしょうか?
私はこの状況を案外楽しめている自分にびっくりしていますが、すごく普通の事を言うと、やっぱり外に出たいし人に会いたいです…。


さて、前回は少し真面目な話をしたので今日は気楽に、私がstay homeを楽しむために実践していることを書いてみようと思います。
個人的にSNSなどで人のライフスタイルが垣間見れるのが好きだったりするのですが(雑誌なんかでよくあるバッグの中身を見せる企画も結構好きです)、暇潰し程度にご覧いただけたら幸いです。


■その1 :コーヒーとウイスキー

元々コーヒーが好きで1日2,3杯飲むのですが、カフェインさえ採れれば良い!という感じであまりこだわった事はありませんでした。
少し興味を持ち始めたのは、福岡に来てから。
福岡はコーヒー文化が盛んで、ちょっと歩くだけで美味しいコーヒー屋さんが何軒も見つかります。
コーヒーにこだわる人も多い印象で、私が福岡へ来て最初に仲良くなった人もコーヒー通でした。
なので、これを機にハンドドリップを始めることにしました。
豆は、昨年末ご近所にできて通うようになったコーヒー屋さん「ROUND COUNTER」で購入。
道具はハリオの安価なものをネットで選びましたが、なかなか満足しています。

ウイスキーも好きなのですが、ボトルが家にあると、歯止めが効かなくなりそうで…お店で飲むだけでした。
が、やはり外で飲めないとなると欲しくなるもので、オールドオーバーホルトとロックグラス、ハイボール用のタンブラーをネットで入手しました。
オールドオーバーホルトは、ソーダ割りでも水割りでもロックでもストレートでも、どんな飲み方でも美味しいところが好きです。


■その2:写真集

福岡に来てからあまりアートに触れていなかったなあと思い、長いあいだ開いていなかった写真集を引っ張り出してきて眺めています。
大阪の実家に置いてきてしまっていたものもあったので、送ってもらいました。

こちらは、現役の日本人フォトグラファーで特に好きな柏田テツヲさんの写真集。
どこか物哀しさを感じるところに惹かれます。

こちらのギイブルダンの写真集は1番のお気に入りです。
ギイブルダンの好きなところを書こうとしたのですがあまりにも好きすぎて長くなりそうなので、いつかこちらのブログで語りたいと思います。

あと写真集ではないですが、前から気になっていた本をネットでまとめて買ったので、読めるだけ読もうとしています。
インスタのストーリーズでもご紹介した「サピエンス全史」、とても面白かったです。


■その3:音楽

ボッテガヴェネタがSpotifyで公開したプレイリストにデヴィッドボウイのLet’s Danceが入っていて、久々に聴いたらすごく良かったので今ハマっています。
音楽は昔から大好きなのですが最近は新しい音楽との出会いを探す余裕がなかったので、これを機にSpotifyやApple Musicをフル活用して、知らないアーティストを積極的に聴くようになりました。

良い音楽との出会いがあると、人に勧めたくなります。
という訳で私が今お勧めしたい曲をまとめました!
テーマは、星野源さんから拝借して「うちで踊ろう」です。
エレクトロやオルタナティブで気持ちの良いプレイリストになりました。

Apple Music
Spotify

プレイリストに入っているアンノウンモータルオーケストラをWORKSHOP NANOKAWAの小野に勧めたところ、いたく気に入ってもらえたようです。
皆様も良かったら、お部屋でお酒を飲みながら聞いてみてください。



以前のように外に出たり人に会ったりできるようになるまでは、もう少し時間が掛かりそうですね。
店舗の営業再開の目処も立っておりませんが、ブログとインスタグラムを始めておいて良かったなあと感じています。
直接お会いすることはできなくても、ブログのアクセス数やインスタグラムへ頂くコメントとメッセージを見るたび、今もお客様と接点を持てているんだと嬉しくなります。
いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。

広報のインスタグラムで告知があった通り、humのオンラインストアが近日中にオープンする予定です。
私がオンライン上でお客様とのやりとりを続けていて感じたのが、このような状況下でジュエリーに救われている人は決して少なくないんだという事でした。
humがオンラインストアを始めることで、少しでもそんな方々の為になれたらいいなと思います。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またお目にかかれる日を心待ちにしております。


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@yuko_konishi_

2020/04/19

ボディポジティブのこと

こんにちは、小西です。

タイトルの「ボディポジティブ」、こちらの記事でも少し触れたテーマです。
以前書ききれなかった個人的な思いを、今日はじっくり語らせていただきたいと思います。



まず「ボディポジティブ」とは、画一的な美の基準から解放され、多様な個性を讃えようという考え方です。

フランスで痩せすぎているモデルの活動を禁止する法令が施行されたのが2017年。
これを受けてLVMHとケリングがタッグを組み、女性はサイズ34以上、男性はサイズ44以上のモデルしか起用しないと表明しました。

モデルが心身共に健康でいられること、また、若い世代に現実離れした美のイメージを植え付けないことを目指したこのムーヴメントは加速度を増し、今ではプラスサイズモデルがランウェイで活躍する姿を目にするようになりました。
「痩せているだけが美の条件ではない」という価値観が広まることで、これまでならメインストリームに現れることのなかったような個性的なモデルが脚光を浴びるようになり、彼女らの活動は多くの人に勇気を与えています。


しかし、ボディポジティブとはプラスサイズを称賛することだ、という誤解が多く生まれているようです。


私はランジェリーが好きで海外のブランドをよくチェックしているのですが、特に好きなブランドのひとつに「Lonely」があります。
サイズ展開が幅広く、ブラはノンパデッドのものがほとんどで、ありのままの体型を活かすランジェリーだと言えます。
イメージビジュアルには様々な年代・人種・体型のモデルを起用し、まさにボディポジティブなブランディングを行っています。
https://m.facebook.com/TheLonelyHearts/より引用
一方で、引き締まった身体を誇るトップモデルが多数出演するショーで人気を博したものの、そんなブランドの世界観や姿勢に批判的な声が上がり始め、ショーは中止、ブランディングも見直すこととなったVictoria’s Secretのようなブランドもあります。

もちろんプラスサイズの人たちを否定するようなことがあってはならないし、企業体質や業績不振など、様々な理由があったのでしょう。

ただ、ボディポジティブな世の中だからスレンダーなモデルを起用してはいけないのか、努力して鍛えた身体は現代の価値観にそぐわないのか?
では生まれながらにして痩せ型の人は不健康なのか、そもそも全員が同じように健康でなければいけないのか?
・・・という違和感が、個人的には拭いきれないのです。
ボディポジティブの本質って、きっとそこじゃないよなあ、と。


ボディポジティブは、ダイバーシティを推進するムーヴメントのひとつ。
「痩せている体型だけが美しい」という考え方はアップデートされるべきですが、痩せすぎは駄目、ダイエットは駄目、生まれ持った身体を好きにならなければ駄目、というようでは本末転倒になってしまいます。


humが4Cの基準に当てはめることのできないダイヤモンドを積極的に使う事も、私は同じように捉えています。
「白く輝くダイヤモンドだけが美しい」という価値観に共感はできないけど、決してそれを否定するつもりはありません。
ただ私は個性豊かなダイヤモンドのほうに魅力を感じていて、その魅力を理解してくれる人が増えたら嬉しい、そんなシンプルで純粋な思いなのです。



少し話が逸れてしまいました。


綺麗事に聞こえるかもしれませんが、人の美しさは外見で決められるものではなく内面ありきなのだと、ここ最近思うようになりました。
「自分がどうなりたいか・どうありたいか」と「自尊心(セルフラブ)」が確立されている人こそが、どんな外見であれ一人の人間として美しく魅力的なのだと思います。

生まれ持ったふくよかな体型を自分らしさとして愛するのも良い。
スレンダーな体型に憧れボディメイクに励み自信をつけるのも良い。
大事なのは、世間や他人が決めた価値観ではなく、自分自身の価値観で生きること。
そして、自分の美意識と他人の美意識、自分の身体と他人の身体、これらが必ずしも同じではないことを理解できていれば、自分が傷つくことも誰かを傷つけてしまうことも少なくなるはずです。



最後に、Lonelyのブランドコンセプトになっている言葉を引用して終わりたいと思います。
私はLonelyのこういうところに共感しているのだなあと、改めて感じました。

「Lonely Lingerie, for women who wear lingerie as a love letter to themselves.

いつかLonelyのランジェリーについて、もっと詳しくご紹介できればと思います!



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またお目にかかれる日を心待ちにしております。


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@yuko_konishi_

2020/04/13

MAD et LEN

こんにちは、小西です。

漸く緊急事態宣言が発令され、これまでの生活リズムが一変した方もいらっしゃるかと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

humは全店舗を当面の間休業させていただく事となりました。

長い販売員人生の中でもこんな事態は初めてですし不安も大きいですが、1日も早く皆様に再会できることを願って、今はstay homeを続けています。


さて、自宅で過ごす時間が長くなり、居心地の良い空間を整えることに注力している今日この頃なのですが、リラックスタイムに欠かせないのがルームフレグランス。
私は、hum JINGUMAE atelier & shopでもお取り扱いのある「MAD et LEN(マドエレン)」のポプリを愛用しています。
という訳で、今日はマドエレンの魅力をお伝えしてまいります。


私がマドエレンを初めて知ったとき、何と言ってもこのビジュアルに一目惚れでした。



昔、リードディフューザーを倒して全部こぼしてしまったことがあり、それがトラウマになって置き型のルームフレグランスはしばらく使っていなかったのですが、マドエレンのポプリは見た目がおしゃれだし、液体をこぼす心配もないし、香りもすごく好みだったので、これは欲しい!となって購入しました。
大阪の実家にいた頃は和室に置いていたのですが、このアイアンの容器、意外と和室にもマッチします。 


マドエレンのポプリは溶岩石や琥珀樹脂にオイルを染み込ませていて、香りが長持ちするようにできているのですが、しばらく使っていると徐々に香りが薄れてきます。

このリチャージオイルを垂らすことで、香りが再び強くなります。
リチャージオイルの量や蓋の開け閉めで、香り方を微調整することができます。

私が初めに買ったポプリは溶岩石のタイプでネロリの香りのものでしたが、やっぱり琥珀樹脂のビジュアルも良いなーとずっと思っていて、福岡へ引っ越したのを機に買い足しました。
ネロリの香りの溶岩石と、スピリチュエール(ミントやハーブの香り)の琥珀樹脂。
それぞれ家の中の違う場所で活躍させています。




また、好きな容器を使ってポプリの中身を小分けにすることで、マドエレンの香りを色んなところで楽しむことができるのも嬉しいです。
私もこのようにトレーに分けて、狭いスペースにも置けるようにしています。




マドエレンのフレグランスプロダクトは、南フランスの「サン・ジュリアン」という小さな村でひとつひとつ手作業で生産されています。
独特な存在感を放つアイアンの器は2つとして同じ表情のものはありませんし、香りは植物を蒸留抽出したオイルから作られるので、素材の収穫状況・収穫時期によっては生産できない香りがあったり、同じ香りでも少しずつ印象が違ってきます。
また、大量生産ができないために、注文を受けてから生産を開始します。

以前ご紹介した「FUEGUIA 1833」と同じく、やはり1点物やオーダーメイドにこだわり続けるhumに通ずる部分が多いのです。
 

humでマドエレンのお取り扱いを開始するようになった頃、デザイナーの稲沼から話を聞いたことがあります。
記憶に残るジュエリーというコンセプトでhumを立ち上げた稲沼は、香りにも同様に記憶との深い関連性を感じていて、マドエレンを取り扱いたいと思うようになったそうです。
私自身、香りが記憶を呼び寄せるというような経験を何度もしているので、とても納得がいく話でした。

hum JINGUMAE atelier & shopの営業が再開した暁には、ぜひhumのジュエリーと合わせてマドエレンの香りもお試しいただき、記憶に残る体験としてお持ち帰りいただけたら良いなと思います。
休業中は、国内の代理店であるドゥーブルアッシュ様のオンラインストアで製品をチェックしてみてください。



さて、本日は自宅で過ごす時間を心地良いものにしてくれるマドエレンのルームフレグランスをご紹介いたしました。
ショップの休業期間中もこのブログやインスタグラムの更新は続けてまいりますので、stay homeしながらお楽しみいただけると嬉しいです。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またお目にかかれる日を心待ちにしております。


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2020/04/06

Identity


こんにちは、小西です。


只今、hum JINGUMAE atelier&shopでは“Identity”と題し、自己表現のためのジュエリーをご提案しています。

アイデンティティを表すジュエリーといえば、「IDブレスレット」。
厚みのある長方形のプレートをあしらったブレスレットのことです。
今や色んなところで目にするデザインですが、実はこのIDブレスレットには深い歴史があります。
今回は、その歴史を少し紐解いてみましょう。


IDブレスレットの起源は、戦地に向かう兵士たちが自身の身元を証明するため、名前や出身地などを記したメモを軍服に縫い付けたことにあると言われます。
その後「IDタグ」(ドッグタグ)と呼ばれるコイン状のプレートが普及し、兵士はそこに機械で文字を刻印したものを首からぶら下げるようになりました。
IDタグ」が形を変えたものが「IDブレスレット」です。
当初はコイン状のIDタグにチェーンを付けてブレスレットにしたものが広まりましたが、新たなスタイルとして長方形のプレートのタイプが流行したそうです。

自らこだわったデザインの刻印を入れる人もいたようで、単に機能性だけを必要としたIDタグがファッションアイテムとしての存在感を持ち始めた結果、IDブレスレットという形に行き着いたと言えます。
たとえ戦時中であっても、身に着けるものにこだわりたい、自分らしさを表現したい、という思いは、今の私たちと変わらなかったのかもしれませんね。


さて、IDブレスレットが元々は身分証明のためのツールだったこと、徐々に個性やファッション性が求められるようになっていったことがわかりましたが、humではIDブレスレットに限らず、多様なカスタマイズオーダーでパーソナリティを表現することができます。

例えば定番のチェーンブレスレットも、自分らしいアレンジを加えてオーダーすれば他には無い特別な仕上がりに。
ダイヤパーツやゴールドパーツの数に、年齢や誕生日、記念日などを重ねるのも素敵です。





オーダーメイドにこだわるhumだからこそ作ることのできる、自分だけのジュエリー。
それはあなたに寄り添い共に歳を重ね、やがてジュエリーそのものがアイデンティティの一部だと、そう感じていただけるのではないでしょうか。



hum JINGUMAE atelier&shopでは、職人が手を動かしている姿を実際にご覧いただく事ができます。
humのクラフトマンシップを体感できる空間で、オリジナルのデザインが形になっていく様子をイメージしながら、あなたの「アイデンティティジュエリー」をオーダーしてみませんか。



 hum JINGUMAE ATELIER&SHOP
 4/2[thu]-4/30[thu]




hum直営各店の営業時間について】
新型コロナウィルス感染予防および拡大防止の対策として、hum直営各店の営業時間を変更させていただいております。
詳しくは、インスタグラム@hum_officialご確認くださいませ。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目にかかれる日を心待ちにしております。


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2020/04/01

Materiality / SELF-LOVE


こんにちは、小西です。


本日より新宿伊勢丹店と梅田阪急店にて新たな企画が立ち上がっておりますので、早速ですがご紹介してまいります。


新宿伊勢丹店では「Materiality」というコンセプトで、地金そのものの美しさにフォーカスしています。
humの職人が丁寧に仕上げることで一層際立てられる、ゴールドの素材感。
その自然な光沢は、身に着ける人の本質的な美を引き出します。







梅田阪急店は「SELF-LOVE」と題し、自分をもっと好きになれるジュエリーの特集を。
humのこだわりが凝縮されたチェーンブレスレットを中心に、自分自身を高めてくれるようなアイテムを取り揃えます。






今回の二つの企画に共通するテーマとして、「自分らしさ」があります。
地金そのものののシンプルな美しさに、その人が持つありのままの魅力を重ねた“Materiality”。
ジュエリーを着けることで自分自身をもっと好きになってほしいという思いを込めた“SELF-LOVE”。
アプローチは違いますが、どちらも自分が自分らしくあることの素晴らしさに着目した内容です。


近頃「ボディポジティブ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、これはステレオタイプな美意識を見直そうという動きのひとつです。
太っていたり痩せていたり、肌の色が白かったり黒かったり、ひとりひとり違う個性を互いに肯定し合うことが必要とされています。
この考え方は、4Cという画一的な基準とは違う部分にダイヤモンドの美しさを見出し、included diamondINDUSTRIAL DIAMONDなどのコレクションを発表しているhumのスタンスとも共通します。

他人の個性を受け入れようとする以前に大事なのは、自分で自分を認めること。
それが他人を認めることに繋がるし、いくら世間がボディポジティブやアンチルッキズムを叫んでも、自分がそう思えない限りは幸せになれないからです。

このテーマについてはまだまだ語りたいことがあるのですが、続きはまた別の機会に・・・。



 hum ISETAN SHINJUKU
 4/1[wed]-4/28[tue]




 hum HANKYU UMEDA
 4/1[wed]-4/30[thu]






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