2020/03/25

unfeminine attitude


こんにちは、小西です。


ジェンダーに対する世間の認識は、ここ数年で大きく変わってきています。

ロエベが発表した2020-21AWメンズコレクションでは、男性のモデルがバルーンドレスやベビーピンクのエナメルブーツ、クリスタル付きのニットなど、これまでなら女性しか着ることを許されなかったようなアイテムを着こなしてランウェイを闊歩しました。
「クロスジェンダー」を提起するジョナサン・アンダーソンの感性が際立ったメンズコレクション。
最早そこにはこれまでのジェンダーの概念は無く、安易に「フェミニン」と形容するのもふさわしくないように感じました。

ミキモトとコムデギャルソンのコラボレーションで生まれたのは、「男性がパールを着ける」ことをテーマにした、チェーンやブランドロゴのプレートなどをあしらったパールネックレス。
パールが連なるネックレスは、これまで女性だけのものだと思われていました。
他にもセリーヌやディオールなどで、男性に向けたパールの提案がなされています。


岩田屋店では今日から、“unfeminine attitude”と題したイベントを開催します。
日本でもジェンダーフリーの考えが浸透しつつある中、女性のための宝石として長い歴史を持つパールを新しい価値観でご提案いたします。

humがこれまでに発表しているパールジュエリーは基本的に女性をイメージして作られたものですが、それを性別問わずご提案するというのは、そんなにおかしな事ではないと考えています。
何故なら、ウィメンズのコレクションを男性にご提案したり、メンズのコレクションを女性にご提案したりといった事が日常的にあるからです。
このブログを読んでくださっている方の中にも、「メンズを着けている」という女性が少なからずいらっしゃるはず。
男性にはパールをおすすめしないという方が、かえって不自然に感じます。 


例えばこちらのパールのブレスレット、男性がスーツやジャケットに合わせると色っぽくて素敵だと思います。
もちろんオーダーメイドでご用意いたしますので、サイズの心配も要りません。












また女性に向けても、これまでのパールのイメージが変わるようなスタイリングをご提案できればと思います。
unfeminine attitude”をきっかけに、「女性らしい」のではなく「自分らしい」パールのスタイリングを楽しんでいただけたら嬉しいです。


“unfeminine attitude”を直訳すると、「女性らしくない姿勢」となります。
決して女性らしさを否定する訳ではなく、女性らしさを強要されることに息苦しさを感じていた人たちに、もっと力を抜いて自分らしく生きてもらいたいという意味を込めました。
女性・男性である前に、ひとりの人間であることが当たり前。
誰かが決めた「らしさ」に惑わされる必要はないのだと思います。



 hum IWATAYA
 3/25[wed]-4/28[tue]











 


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
店頭でお目にかかれる事を楽しみにしております。

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2020/03/20

買ったもの「FUEGUIA 1833のオードパルファム」


こんにちは、小西です。

このブログでは、humの商品やお店のことだけでなく、私が日々考えたり感じたりしたことを綴ったり、自分で使ってみて良かったモノをおすすめしたりといった、私的なお話もアップできればと思っています。


さて、私がジュエリーと並んで好きなのが、ランジェリーとフレグランスです。
早速ですが、最近購入して気に入っているフレグランスがありますので、今日はそのご紹介をさせてください。



グランドハイアット東京の1階に、「FUEGUIA 1833(フェギア1833)」というフレグランスメゾンのショップがあります。


様々なメディアで目にするたび、フラスコを被せたボトルがずらりと並ぶこの空間に憧れていたのですが、先日ようやく足を運ぶことができました!


普段愛用しているフレグランスのテイストと最近の気分を店員さんに伝え、アドバイスを頂きながら選んだのは、「Pampa Hǘmeda」というアルゼンチンの湿原をイメージしたオードパルファム。
日本の梅雨時を連想させる湿っぽく落ち着いたグリーンの香りなのですが、暗い印象ではありません。
自分の肌にのせてみると気分が落ち着くと同時にパワーを貰えるような感覚があり、とても気に入りました。


ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、ここでFUEGUIA 1833について少しご説明を。

FUEGUIA 1833は、ブエノスアイレス発のラグジュアリー・フレグランスメゾン。
調香師のジュリアン・ベデルによる、自然・歴史・文化・人物などをインスピレーション源とした独創的な香りは、すべてが天然の原料によるものです。
生産時に入手可能な最高峰の香料だけを厳選して作られるので、全ての香りが「限定品」。
一期一会、唯一無二のフレグランスといえます。

FUEGUIA 1833の理念のひとつに、サステナビリティがあります。
健康被害や環境汚染への影響が懸念されている合成ムスクを使用せず、生物分解が可能な植物由来の原料にこだわっていること。
製造工程の一部をジュリアン・ベデル自身が立ち上げたNPOに委託し、アルゼンチンの地域社会発展に貢献していること。
一部のフレグランスのボトルを収める木箱に倒木を再利用していること。
メゾンの隅から隅まで、持続可能性への想いが行き渡っています。



私がFUEGUIA 1833を知ったとき、ブランド創立当初からオーダーメイドや1点物のジュエリーにこだわり続け、都市鉱山から集められた再生貴金属を普及させるべく「REFINE METAL PROJECT」を立ち上げたhumと共通するものを感じ、強く惹かれました。

何でも簡単に手に入るようになった今だからこそ、心を動かされるのは強い信念や想いが込められた物だし、その中から自分の価値観に合う物だけを選びたい。
ジュエリーやフレグランスなど、自分の肌に直接触れたり、個人的な嗜好が強く表れるものに関しては、特にそう思います。

humの理念や世界観に共感していただける方なら心の琴線に触れるものがあるのでは・・・と感じた、FUEGUIA 1833のオードパルファムでした。



フレグランスで言えば、hum JINGUMAE Atelier & Shopでお取り扱いのある「MAD et LEN(マドエレン)」も愛用中なので、また機会があればこちらでお話ししたいと思います。

その他、皆様におすすめしたいモノやコトを今後もご紹介していきますね。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
店頭でお目にかかれる事を楽しみにしております。


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2020/03/14

Personal Appearance

こんにちは、小西です。

ひと雨ごとに寒さも緩み、本格的に春の訪れを感じるようになってまいりました。



さて、毎年この時期には各店でのデザイナー来店イベント「Personal Appearance」が恒例となっておりますが、今年も開催いたします。
新たに発売する1点物「INDUSTRIAL DIAMOND」のトランクショーに合わせ、デザイナーが店頭に立ち、皆様をお迎えします。

これまでにご経験の方も多いと思いますが、そうでない方にとっては、きっと未知の世界だと思います。
という訳で今日は「デザイナー来店って何するの?」という方に向け、その魅力を余すところなくお伝えしたいと思います。



まず一番の醍醐味は、「新しい発見」です。
日頃からショップスタッフもお客様ひとりひとりのお好みやニーズに合わせ、あるいは別の角度から、多様なご提案ができるよう努めておりますが、やはりデザイナーは一味違うセンスで切り込んでくれます。
斬新なコーディネートや、実はこんなテイストもお似合いになるのでは?という思いもよらぬ提案には、私たちも毎度驚かされます。

また、ものづくりの背景やストーリーが好きな方にとっては、「作り手の声、思い」をダイレクトに感じていただける貴重な場となります。
特に今回ローンチする“INDUSTRIAL DIAMOND”コレクションは、工業用のダイヤモンドをジュエリーに用いた、humの新たな挑戦とも言える作品。













このクリエイションにどのような思いを込めて、どのように作り上げたのか。
デザイナー自身の言葉で直接語らせていただきたいと思います。 

INDUSTRIAL DIAMONDについてはPRのインスタグラムでも触れておりますので、こちらも是非ご覧ください。
@hum_official_pr


humのデザイナー来店イベントの魅力、伝わりましたでしょうか?
上記でお伝えした点だけでも満足度が高く、お客様それぞれが内容の濃い時間を過ごされるのですが、今回は更に特別なメニューをご用意しております。

お好きなルースから世界にひとつだけのジュエリーをお作りする、ルースオーダー!








過去にもルースオーダー会を開催することはありましたが、ここまで多彩なバリエーションが揃う機会は滅多にありません。
どのようにオーダーすればいいのか迷ってしまうと思いますが、デザイナーに遠慮なくご相談いただきながら、とっておきのデザインを見つけてくださいね。

ブライダルの特典もございます。
デザイナー来店イベントでブライダルリングをご成約いただいた方には、オプションダイヤモンドをプレゼントで1石セッティングさせていただきます。
デザイナーと対面して選ぶブライダルリングは、ブランドコンセプトの通り記憶に寄り添い、ずっと愛せるものになるはず…。


このように例年にも増してパワーアップした内容でお届けする、今年のデザイナー来店イベント。
本日よりスタートです!

 「Personal Appearance
  hum ISETAN SHINJUKU
   3/14[sat]3/15[sun] 14:00-17:00
  ■hum HANKYU UMEDA
   3/21[sat]3/22[sun] 14:00-17:00
 ■hum JINGUMAE ATELIER & SHOP
   3/28[sat]3/29[sun] 14:00-17:00
 ■hum IWATAYA
   5/16[sat]5/17[sun] 14:00-17:00


アポイントメントを受け付けておりますので、お早めに各店までお問い合わせくださいませ。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
店頭でお目にかかれる事を楽しみにしております。



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2020/03/12

Steady


こんにちは、hum IWATAYAの小西です。

梅田阪急店で4年間勤務し、2019年の2月に岩田屋店へ異動してまいりました。
慣れ親しんだ大阪を離れる不安は大きかったですが、スタッフや上司のサポートと、何より福岡のお客様の温かさに助けられながら、日々奮闘しております。
阪急でお世話になった皆様、小西は元気です!またお目にかかれたら嬉しいです。

さて、「hum staff blog」と題したこのブログですが、
今日から私なりの視点で、humの魅力をお届けしていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


それでは早速ですが、今日は岩田屋店で開催中のアイテムクローズアップイベントについてお話ししたいと思います。

タイトルは「Steady」。
長年連れ添った恋人のような安心感・安定感をジュエリーに求めてみても良いのでは!?というコンセプトの下、身に着けることで安心できるような、ベーシックでタイムレスなアイテムを取り揃えています。

Steadyを企画するきっかけになったのが、私が愛用しているこちらのブレスレット。





同じブレスレットを持っているスタッフの栗山と、「何でかわからないけどよく着けてるんですよね~、何かちょうどいいんですよね~」などと話していたときに、Steadyのコンセプトを思いつきました。


そんなに目立つ訳でもないし、キラキラと輝く訳でもないけど、気付けばこれを手に取っていることが多いです。
よく見るとチェーンのコマひとつひとつが角度をつけて削られていて、そのディテールが全体の雰囲気を良くしてくれるのかなとも思いますが、なぜこればっかり着けてしまうのか、明確な理由が見当たらないというのが正直なところです。
「好きだから好き」みたいな感じでしょうか・・・。

ジュエリーは単なる装身具ではなくもっとパーソナルなものだと私は感じていて、
見た目の良さはもちろんですが、自分に寄り添ってくれるような感覚があるかどうかを大事にして選びます。
そういったジュエリーの存在は、大袈裟でなく本当に心を落ち着かせてくれます。

付き合いの長い恋人や親友って、「なんで一緒にいるの?」と聞かれても「居心地がいいから」以外の理由が見当たらなかったりしますが、そんな「言葉では言い表せないけどとにかく必要」みたいなジュエリーとの出会いが、このイベントでたくさん生まれるといいなと願っています。

 
 hum IWATAYA
 3/4[wed]-3/24[tue]
画像のフープピアスもバリエーション豊富に揃っているので、たくさん見比べたい方はこの機会に是非。


最後までお付き合いいただきありがとうございます。
店頭でお目にかかれることを楽しみにしています。


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© hum staff blog
Maira Gall