2020/08/24

時計とジュエリー

こんにちは、小西です。

修理に出したままずっと取りに行くことができていなかった時計が、先日ようやく手元に戻ってきました。
この時計は実家でたまたま見つけました。
「ゼンマイを巻くのが面倒」という理由で、父が購入してすぐに使わなくなったようです。
なぜ手巻きの時計を買ったのかさっぱり理解できませんでしたが、私が使いたいと申し出ると二つ返事で譲ってくれました。

私の腕にすっと馴染む薄型のケース。王道のシンプルでクラシックなデザイン。何よりhumのジュエリーと相性が良いところが気に入っています。
ゴールドのブレスレットやバングルを合わせるのも好きですが、最近はhumeteチェーンブレスレットを重ねづけすることが多いです。

歴史と貫禄を感じるヴァシュロンコンスタンタンの時計は、私の年齢やキャラクターとのギャップが大きすぎて不釣り合いなのは否めません。
でも、そのギャップも自分の個性にしたい、そしてやがてはこの時計に相応しい女性になりたい、と思って着けています。


ジュエリーを選ぶ際、時計との相性を重視する方は多いのではないでしょうか。
また、ジュエリー同様それぞれに特別なストーリーが生まれるアイテムでもあると思います。

今回は普段から時計を愛用しているスタッフに、自身の時計、そしてその時計とhumのジュエリーのコーディネートを紹介してもらいます。



土屋悟史(職人)
60年代のオメガ シーマスター600と、humeteチェーンブレスレット。年代物の時計にゴールドとダイヤがmixされたシルバーブレスは相性が良く、この組み合わせが気に入っています。

時計には、作業中でも着けるので大きすぎないこと、シンプルであること、視認性の高さを求めます。
これは年代特有のふっくらした風防が気に入って、2年半ほど前に購入しました。手持ちのhumeteチェーンブレスレットとの相性が良かったことも決め手。

humeteチェーンブレスレットはシンプルだけど作りは凝っていて、どんな時計にも合わせやすいです。時計のベルトの色を変えるだけで全く違った印象に見えるのも面白い。
若い頃からシルバーアクセサリーはよく買っていましたが、購入直後は気に入っていてもしばらく経ってから飽きる事がよくありました。
毎日着けても飽きないジュエリーを見つけることは、意外と難しいのかも・・・


荒瀬あかね(office)
カーキのスカートとTシャツというカジュアルかつミリタリーな要素もある洋服に、メンズの時計とチェーンリングを合わせました。それだけだと全体的に重たくなるので、テニスブレスレットと10連リングで繊細な雰囲気を纏えるように。
手元だけではなく、全身のバランスを意識するように心がけています。

この時計は2015年に30歳の記念として購入しました。SEIKOのもので、琺瑯の文字盤が特徴です。
ずっと、メンズのボリュームがある時計が欲しいと思っていました。シンプルで程よくカジュアルで、仕事でもプライベートでも気兼ねなく使用できるようなもの。
琺瑯特有の柔らかい光沢が気に入ったのと、文字盤を制作している琺瑯職人さんのお顔が見えるというのもこの時計を選んだ大きなポイントです。

普段から愛用している時計にジュエリーを合わせることで、全体の雰囲気やバランスがガラリと変わります。皆様もいろいろな組み合わせを試して、自分だけのコーディネートを見つけて楽しんでください。


小野誠(WORKSHOP NANOKAWA
シルバーブレスとピンクゴールドの時計を重ねづけ。更にイエローゴールドのプレートリングをプラスして、華やかなコーディネートを楽しんでいます。

時計は1995年製のフランクミュラー。
手で磨かれてエッジが程よくとれているケースや、手間を惜しまず一つ一つ鏡面に磨かれたインデックス。創業して間もない頃の作品で、手作りならではの温かみがあるところが気に入っています。
出会いは、歴代のフランクミュラーの時計を展示販売するイベントでした。
フランクミュラーが好きな知人に連れられて行きましたが、当時の私はフランクミュラーにはさほど興味がありませんでした。
しばらく見学していると、このラウンド型のクロノグラフに目が釘付けに。
36mmと小ぶりなピンクゴールドのケース、黒のダイヤルをベースに螺鈿のように輝くインデックス、ルーペで見ないと気づかないくらい小さなブランドロゴ、そして一目見ただけで伝わってくる手作り感・・・、一目惚れでした。

後日知人に黙って試着しに行ったり、値切ってみたり、いざ買おうとお店に行ったらその知人にばったり会ってしまい気恥ずかしかったり、購入するまでの出来事も思い出深く愛着ある時計です。

時計やジュエリーは、10年後の自分を想像して選ぶと良い買い物ができると思います。背伸びするのも良い経験です。



いかがだったでしょうか。
ジュエリーも時計も、積み重ねた年月や様々な出来事が、独特の風合いに変わっていきます。
自分だけのストーリーを紡いで、自分だけの味が滲み出るジュエリーや時計は、何物にも代えられない宝物になりますね。
皆様のお話もぜひお聞かせください。



今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目にかかれる事を楽しみにしております。

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