こんにちは、小西です。
11月よりスタートしている「NIGHT WORKSHOP JINGUMAE」。
この度、プログラムに新しくピアスが追加されました。
ポストの先端が完全に隠れるので、ストレスフリーに着けられます。
シンプルなデザインで身に着ける人を選びません。
本日は、このピアスが実際に制作される様子をレポートいたします!
NIGHT WORKSHOPは19時から開講されます。
今夜の講師は、アトリエマネージャーを務める三尋木。
明るく爽やかな対応に定評があります。
まずはサンプルをご確認いただきながら、どのような構造になっていて、どのように作っていくのかをご説明いたします。
こちらのピアスは、ざっくりとこのような工程で制作されます。
線材を曲げてピアス本体を成形する→余った線材をカットする→ポストを成形する→本体とポストに穴を開け、かしめる→磨いて仕上げる
それでは早速、作業の様子を見ていきましょう。
①
線材を曲げてピアス本体を成形する
こちらのピアスには、パイプ状の線材を用います。
そのまま曲げると空洞が潰れてしまい、きれいに曲がらないので、中に針金を通して曲げます。
まずは棒状の芯金に線材を巻き付けて、曲げていきます。
曲がりづらい端の方は、「やっとこ」を使って仕上げます。
フープの形ができあがりました。
② 余った線材をカットする
「糸ノコ」を使ってカットします。
切るものに対して、糸ノコを垂直に当てるのがポイントです。
強い力を入れて押し当てなくても、糸ノコを真っ直ぐに上下させる事ができれば綺麗に切れます。
この「真っ直ぐに上下させる」というのが、意外と難しいところ。
カットできたら彫金台に固定して、中に入れていた針金を引っぱって取り出します。
③ ポストを成形する
ポストに用いる線材の片端をハンマーで叩き、平たくします。
今回は特に小さなものですので、押さえている指を一緒に叩いてしまわないよう注意が必要です。
④
本体とポストに穴を開け、かしめる
本体の輪っかの端と、叩いて平たくしたポストの端に、小さな穴を開けます。
開けた穴に芯を通して、かしめます。
とても細かい作業です。
夢中で作業に打ち込んでいると、時間が経つのはあっという間。
アトリエの外がだいぶ暗くなってきました。
⑤
磨いて仕上げる
いよいよ最後の工程です。
リューター使いが荒くなってしまうと、美しく仕上がりません。
同じ方向に、一定の力で、繰り返しリューターを動かして表面を磨きます。
完成です!
この日のお客様は初めてジュエリー作りに挑戦されたそうですが、良い仕上がりです。
とてもお似合いでいらっしゃいます。
最後に、お客様へインタビューをさせていただきました。
-作っているあいだはどんな気持ちでしたか?
「初めてなので、大切に育てていくような気持ちで真剣に作りました。」
-仕上がりには満足ですか?
「大変満足です。」
-印象に残っている作業はありますか?
「ポストとピアスをかしめる為に、穴を開けたところです」
-今夜の講師を採点するなら、何点でしょうか。
「100点です!わかりにくい所を、何度も丁寧に教えてもらいました」
三尋木さん、お褒めの言葉を頂けて良かったですね。
U様、この度はありがとうございました!
NIGHT WORKSHOP JINGUMAEの詳細は、こちらにてご覧いただけます。
現在、職人のパーソナリティをお伝えする紹介ページを準備中です。
お申し込みをご検討いただく際に、それぞれの職人について少しでも知ってもらえればと思います。
個人的に感じていることなのですが、購入するときに印象的な出来事があり思い出に残っているようなものは、何気なく購入したものよりも、ずっと長く大切に使う気がしています。
そういった意味では、「自分で作る」という体験はかなり強烈に記憶に残るので、その思い出と共にいつまでもご愛用いただけるのではないでしょうか。
制作の面白さをきっかけに、ジュエリーの魅力を改めて感じていただければ幸いです。
お休みの日でも、お仕事帰りでも。どうぞお気軽にご参加くださいませ!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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