2020/07/06

impress

こんにちは、小西です。


humのジュエリーで一際目を引き、他とは一線を画す大きな特徴として、彫りと石留めが挙げられます。
今回hum HANKYU UMEDAでは“impress”というテーマで、その石留めの美しさに着目した企画を開催しています。


humのベーシックコレクションには、大きな宝石を主役にしたジュエリーは登場しません。


私達が「One Off」と呼んでいる1点物のコレクションには、それなりに大きい宝石をあしらったものも多くありますが、大きさだけに重きを置いて宝石を選別することはありません。
色や形、内包物、キズまでもを含めた宝石の「個性」に価値や美しさを見出し、その個性を最大限に引き立てる形でデザインして、1点物のジュエリーにしています。

1点物以外のコレクションにはメレダイヤ(小粒のダイヤ)を多く使っています。
メレダイヤはセンターストーンの引き立て役として使われることも多いですが、humのコレクションにはメレダイヤが主役になっているものが多くあります。
一般的に0.1カラット以下のダイヤモンドをメレダイヤと呼びますが、humが多用しているのは0.01カラット未満、直径でいうと1.4ミリにも満たないほどのものです。
そんな極々小さいダイヤモンドを主役に仕立て上げるのは、他でもない職人の技術。
大きな宝石を使わず、メレダイヤを贅沢にセッティングしたデザインが多いのは、その職人技への自信と誇りの表れです。



例えば、humeteコレクションのこちらのリング。
人気のチェーンブレスレットの発売よりずっと前から長く愛され続けています。
「エタニティリングの新しい形」をコンセプトに作られたリングは、現代的なデザインに伝統的な「彫り留め」という技法を掛け合わせたことで、時代を感じさせないマスターピースになりました。

飽きのこないミニマルなフォルムに、職人が腕によりをかけてセッティングする小さなダイヤモンド。
さりげないけど確かに存在感を放つダイヤモンドジュエリーは、大きな宝石のインパクトよりもずっと鮮烈に、身に着ける人の魅力を印象付けてくれるんじゃないか・・・
私はそう思っています。

ぜひ直接ご紹介させていただきたいので、よろしければhum HANKYU UMEDAにお立ち寄りくださいね。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お目にかかれる事を楽しみにしています。


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Maira Gall